こんにちは、信州よこや農園のあすかです。

前回の椚谷君の記事を読んで、気になった点があったので質問をしてみたところ、快く答えてくれたので、こちらに載せておきます。

前回の記事はこちら

質問①
キロ200円というのは私たちからすると案外高いなって印象です。
チリと日本の物価の違いはどんなもの?他の食品は日本と同じくらいの値段なのかな?相対的にりんご(やその他の果物)が安いのか、食品含めた家電や土地や人件費等も安いのか、教えてほしいです!

質問②
写真にある市場の様子、いろんな国の写真でみかけるけど、チリでは日常的に買い物する場になってるのかな?例えば日本はスーパーがでてきて町の八百屋さんや市場はほとんどないけど、逆にチリにはスーパーみたいなものはない?

質問③
りんごをファストフード的に食べてるってのは面白いね!欧米人も道でよくかじってる人がいるらしい。日本ではないけど、でもそもそも日本で何か食べながら歩いてる人を見たことないし、そこら辺は文化の違いなのかな?日本人がコーヒーを飲む感覚でりんごを食べてるのかな、、?仮に日本で小玉のりんごが安く大量に売られるようになっても、同じような状況にはならないんじゃないかなって思って、それは生活習慣の違いや嗜好の違いなのかなぁと私は思うのだけど。そのあたりも何か感じるところがあれば聞きたいです!

これに対しての彼の回答がこちらです

①物価についてですが、ものによっては日本とあまり変わらないといった印象です。
外食をすると、安い中華でも700円、普通の所では1000円を超えます。家電は詳しくは分からないですが、中国、韓国製のものを使っていて、日本よりは安く売っているのではないかなと想像します。月収は36万円くらいの人が多いと言われています。土地に関してですが、市内でもクラスによって住む地区がはっきりと分かれています。中級クラスの人が住む地区で部屋を見てみると、シェアルームみたいなものでも月4万円くらいかかります。
野菜・果物を市場や八百屋で買うとトマト・玉ねぎ・ぶどう・いちご・りんご・すももなど、ポピュラーなものだと大体キロ150円〜300円で手に入ります。

②大きなスーパーと市場が上手く棲み分けているなあと感じています。スーパーによっては、野菜・果物を全く売っていない店もあり、近くの八百屋がかなり繁盛していたりします。これは海産物に関しても言えることで、スーパーに並ぶものは回転が遅いので、新鮮なものは無いという印象ですね。
スーパーは日本よりも規模が大きくて、パーティーの準備や生活用品を大量に買っている人が多かったです。

③ファストフードの話ですが、これはチリの街中にゴミ箱が大量に設置してあることが作用しているのでは、と考えています。りんごの芯だったり、食べ物の包みを道端で捨てることができるため、歩きながら食べている人が多いのですね。道端で物を売っている人がかなり多いので、道端のゴミ箱が必要だとも言えます。
あとは、朝ごはんをしっかり食べない生活習慣も関係していると思います。シリアルだけとか、パン1枚だとか、あんまり朝食を重要視していないのではないかな、というのは経験上で感じたことです。
日本でも同じ状況になるかというのはまだ分かりません。今の日本の果物に対する意識は、やはりデザートとかスイーツとしての果物だと思いますが、もし小さいりんごがバナナのように、もしくはそれよりも安く手に入るようになって、大学構内で朝早くから売っていたら、ちょっと流行るかも知れませんね。
大学生で朝食べて来られなかった人とかをターゲットにして。

とのことでした。

物価は日本とあまり変わらないので、そう考えるとりんごを始めとした農産物は安いですね、日本の半値くらい。

そしてそれは、住んでる人にとっては多分いいことだと思います!

TPPも発行され、海外から安い農産物がますます入ってくることになった時、日本の農業はどうなるのでしょうか。。

変化はこわいけれども、少し楽しみでもあります。

椚谷君、どうもありがとう!

新しく完成した地下鉄3号線
世界遺産のチエロ島
ビルと地下鉄が混在するサンティエゴ

(写真提供)椚谷健

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