農業は日が昇ってから日が暮れるまでの明るい時間だけ働くものだと思っていたら、

セロリ農家もレタス農家もキャベツ農家も花卉農家も日が昇るまでに収穫を完了させるという“夜間労働”だという事実に気づきました。。

こんにちは、あすかです。りんごのおいしい季節になってきましたね。

先日、友達が南信地方からりんご狩りがてら遊びに来てくれて、そこで近所のセロリ農家や花卉農家の話を聞いたのですが、びっくりでした。

“収穫は朝3時から” “大規模農家は夜中の12時から開始するところも” らしいです。

もう夜勤じゃん!!という話です。

でもよく考えると、レタス農家もキャベツ農家も場合によってはきゅうり農家アスパラ農家も

まだ明るくなってないうちからライトで照らしながら収穫してるってのは有名な話で。。

しかも収穫期は休みなし!雨の日も風の日も、それこそ風邪をひいても野菜は待ってくれません。

いやぁ、農業の工業化とはまさにこのこと!

夜勤は工場(弟)と医療現場(妹)だけかと思ってた( 一一) 

 

実際には警備員やコンビニ店員やもろもろたくさんありますが、そうやって出して言っても

農業は最後まで出てこなかったと思います。

なぜなら、私の中の農業のイメージが

“日が出ている時に仕事をする(日が落ちたら仕事ができない)もの” だったからです。

もちろん私の家も、まわりの果樹農家さんをみても暗い中作業してる人はいなかったから。(消毒の日は夫が朝早くでかけますがさすがに日はのぼっている)

そんな様子をみて、健康的な生活をしている(ここらへんの)農家のおじいちゃんたちは超元気です、みたいな投稿をFacebookにあげたりしていました。

ところがどっこい、農業の最先端(?)は工業で夜勤ですから、世間一般に言われている健康的な生活ではなかったみたいです。

 

これはとても面白くて、農業の最先端は工業化していますので、

やっているのは土いじりではなくて、

機械の運転だったり機械の整備だったりパソコンとにらめっこしてデータ管理をしていたりします。

工業化している農業の代表は、北海道のじゃがいもやオーストラリアの小麦やオランダのトマトだったりが有名ですが、

もはや働いているのはほとんど機械です。

日本でひとくくりに“畑”と言われている場所は、英語では“Farm”と“Gardening”の2種類があって、

小規模の畑はもはや“Gardening”(趣味の園芸のイメージ)なんです。

 

そして、きっときちんと儲かっている農家、品目(レタスやキャベツ)は工業化しているんじゃないかと思ったんです。

工業化していない(工業化できない)農家、品目(りんごをはじめとする果樹全般)の場合は工夫しないときっと利益がでにくいんじゃないかと。

工業化を目指すか、高く売る工夫をするか、栽培作物以外のところからマネタイズをするか(←観光農園や農家民宿や農家レストランなど)、何かしないといけないんだと思います。

 

これから新規就農を目指す人は、儲けたいのか、工業的な農業がしたいのか、土いじりがしたいのか、健康的な生活を送りたいのか、とにかく自然の中で働ければいいのか、自給自足的な生活がしたいのか、家業を拡大させたいのか、

などどうして農業をやりたいのか最初にはっきりさせてから品目ややる場所を選ばないと

なんか思ってたのと違うぞって話になっちゃうと思いました。

ではでは~

 

 

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