先日の記事に「100年後の軽井沢見据え街づくり 文化楽しめる保養都市に」というものがありました。

軽井沢町は官民で「軽井沢22世紀風土フォーラム基本会議」を設立し、100年先を見据えて町のあり方を考え始めていているそうです。

軽井沢町は人口2万人にもかかわらず9つの美術館や有名な軽井沢大賀ホールがあります。

また国際性も豊かだから駅前周辺に国際会議にふさわしい場を設けられないか模索しているみたいです。

しかし現在、観光客は800万人以上に増えていて今の街の収容能力としては限界に近い(渋滞もひどいです)。

観光客などが増えて保養地観光の質を阻害することは住民にも観光客にも幸せではないと考え、民泊施設も認めなかったりホテルの進出も規制する方針のようです。

軽井沢といえば別荘地というイメージだけど、最近はアウトレットモールなんかもどんどん広がって、観光客であふれかえっているのかもしれないです。(実際ツルヤ軽井沢店の売り上げは全店1位でした)

私がおぉって思ったのは
「見て、食べて飲んで、お土産を買って帰る観光よりも、軽井沢はもっと文化活動そのものを楽しめる文化観光を追及したい。それが本物を求める時代の一つの強みになる。日本の観光が脱皮して新たに成長する先駆けになればいい」
というフォーラム会議会長の横島庄治さん(元NHK解説主幹)の意見です。

多くの都市が観光客を増やすことに焦点を当ててる中で、さすがだなあと思いました。

「文化が楽しめる保養都市」としてブランド化し、質の高い観光客を呼び(お金を落としていってもらい)たいということなんだと思います。

これこそ、新観光立国論です!

そして、100年先を見据えてどうゆう街にしていくかという、きちんとしたコンセプトを定めて、それに向けて動き出しています。

軽井沢町のことを真剣に考え、様々な意見を持つ住民を説得しながら街づくりをすすめていこうとする“人材”がいるのです。

フランスのナントやドイツのフランクフルトなど世界から視察が訪れるような都市はみな、何十年何百年構想で街づくり(道路や建物や電車)を考えていると聞いたことがあります。

松本市はどこを目指しているのでしょうか。

この街に、松本のことを愛している人はたくさんいます。

いい街であり続けてほしいし、さらに魅力ある街になってほしい。いや、したいと思います(笑)

 

 

 

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