周りの田んぼは黄金色になり、少しずつ稲刈りも始まってきました。秋ですね~
こんにちは。あすかです。
この時期は田んぼもきれいだし、りんごも色づいてきてとてもきれいです。
この季節になると、あぁ、秋だなぁと散歩中につくづく感動します。(年中感動してますが笑)
うちの近くの散歩ルートは、市街化調整区域なので松本市街地から近いですが田んぼや果樹園が残っています。
前にお店を出そうと思って土地を転用したくて市役所に聞きに行ったらものすごく難しそうで(市街化調整地区は既存の建物がある場所以外は農地で建物はだめ)、
なんだその市街化調整区は!と思っていたのですが、
最近はそのおかげでこの景色が残っているのだなぁと逆によかったと思うようになりました。
前にも少し書いたけど、私は米に補助金を出して田んぼを維持する政策には賛成です。
米が日本の主食だから国産でまかなうべきという意見ではなく、
日本人(少なくても一部の人)にとって田んぼのある田園風景というのは、心の拠り所になっているのではないかなぁと思うからです。
なので田んぼがなくならないなら補助金はやめてもらってもいいのでは、という意見です。(実際補助金は今なくなる方向です。だから輸出を頑張って専業農家があちこちにでてきてほしい。日本米の需要は世界であると思う。)
これは、前にテレビでタモリさんが言ってたことなんですが、
日本は資本主義でここまで大きくなってきたけど今ちょっと行き詰っている。
そこでこれから大事なのは日本の原風景だと思う。それがきらいな人っていないでしょ。
というようなことだった気がします。(資本主義から原風景への流れは途中もっとなんかあったのだけど忘れてしまった)
その時はよくわからなかったのだけど、今こうやって近くにそうゆう風景があるところに住んでいると、
そうなのかもなって思ってきました。
前にシンガポールに行った時、建物や道路は全部きれいで遊ぶところ(サファリパークやホテルやショーや植物園)はものすごく充実しているのだけど、何か物足りなさを感じました。
日本の方がはるかに深い国だなぁとそのとき思ったのです。
それは、日本の歴史が長く、独自の文化がものすごく発達しているからだと思うのですが、そこには間違いなく米を通した文化があります。
食文化はもちろん、生活様式や国民性にも影響を与えていると言う人もいます。
そんな田園風景の中心の田んぼは、本当に日本全国にあって、国民にすごく安らぎを与えてくれているんじゃないかなぁと思います。
そしてこれからは、そういう独自の文化や風景を大事にしていった方が
世界中(特に都市)が似通ってきた中で、
世界に通用する国になるのではないかなと思うのです。
それは、観光面だけでなく、日本人であることへの誇りや自信にもつながると思うのです。
日本の文化でもあるこの田園風景が、ずっとずっと先まで残っていてほしいと願って。
ではでは~
よく心のふるさと、と言いますが、里山はその表現がぴったりだと思いますね。
写真の、手前と奥には稲刈りを待つ田んぼ、はさまれるようにすでに刈り取りが終わって束にされた稲が天日干し、更に奥に見えるのはりんご園でしょうか、緩やかなカーブを描く道路の右上にはお墓が並び、時の流れと人生の移り変わりをも同時に見ることができます。
写真は撮る人の心を映すと言われますが、何気ない一枚に人と里山を愛する温かい こころ を感じます。
りんごにもそんな心がこめられているのでしょう。
今年のりんご、楽しみにしていま~す!
ジャンボ尾崎