最近ミニ盆栽をつくってみようかなぁといろいろ調べております。
そんな盆栽には必須の“苔”ですが、海外(の一部)ではジメジメしていてあまりよくないイメージらしいのです。
ガーデニングでも苔が生えてくるとすぐとってしまうとか。
わざわざ苔を庭に植え付ける日本とは正反対です。
海外の人は苔をきれいに使う日本庭園をみると驚くそうです。
そんな苔ですが、ことわざに
A rolling stone gathers no moss.
(転がる石には苔がつかない)
というのがあります。(夫はことわざが大好きで教えてもらいました)
このことわざにも2つの解釈があって、
ひとつは「職業や住まいを転々と変える人はお金がたまらず、友人もできない」=転がってばっかりでは苔も生えないよ、じっと動かず我慢すれば苔が生えてくるよ、という意味で苔を肯定的にとらえています。
もうひとつは「常に活動的な人は新鮮である」=活動的にしていれば苔も生えてこないよ、という意味で苔を否定的にとらえています。
調べてみると、前者はイギリス的解釈で後者はアメリカ的解釈みたいです。
日本も“石の上にも3年”というように前者の意味で使うことが多いようです。
そもそも、盆栽も何年もかけて自分の好きな形の木に育て上げるという意味で長期戦(前者的)ですね。
海外のフラワーアレンジメントのように、切り花を使って短時間で作り上げるのとはかかる時間が違います。
日本は昔から長く同じことを続けることに美を見出していたのでしょうか。
私は長期戦はあんまり得意じゃないので、お手軽なミニ盆栽をやってみようと思ってます!
知らなかったのですが最近は苔玉なんていうかわいいものまであるんですね☆
またできたらアップしたいと思います(^^)/
ことわざも考え方も常識も、国や環境によっては正反対の解釈になったりするし、自分なりのものをみつけていけばいいのかな、
と思う今日このごろです。