先日イギリスから泊まりに来てくれた方が日本に来ておどろいたこと、それは「日本人が多い」だそうです。
東京に着いて、日本人が多くてびっくりしたそう。(私は東京の外国人の多さにびっくりしたけれど(;’∀’))
イギリス(の特にロンドン)は超グローバル都市で、世界中の人がいるのだそうです。
イギリスは言語が英語だし、有名大学もあるし、シティもあるし、みんな集まってくるのでしょう。
他のヨーロッパの国々も(もちろんアメリカも)移民がけっこう入ってきてるし、そういう意味で日本という人口の多い経済大国が日本人だらけだったのに驚いたのかもしれません。
彼が言うには、日本は日本人が多いから(他の国から人が入ってきていないから)文化が残っている。
イギリスはイギリスらしい文化はもはや history book に入ってしまった。
独自の文化の継承という観点からみて、彼はイギリスのグローバル化を残念に思っているようでした。
日本も、私からしたら日本らしい文化がなくなりつつあると思うけど、外からみると残っているようにみえるのですね。
そして、その日本独自の文化が日本の観光資源にもなっているのです。
観光資源として文化を残すのではなく、自然に人々の中で受け継がれていくのが(外からみても)本当の魅力ある文化だと思うのですが・・・
新築物件は洋風の家ばかりだし、日本人の食の欧米化はどんどん進み、すでに着物を着ている人はほぼいなくて、季節の行事は家庭内から地域のイベントへと移っています。
農業政策が進めば生産性の低いコメは全量輸入して国内で作られなくなり、日本の田舎の風景はガラリと変わるかもね。
もちろん、自然の流れでそうなっているわけだし、便利さには勝てないから(欧米化が)悪いわけではないし止まらないのだろうけど、
世界中の国で文化が(グローバル化により)収斂されていくとしたら、多様性を重んじるこの世界で、それはなんだか寂しい気がしました。
このままあと100年くらいたてば、世界の主要都市はほぼ同じような街になって、刺激を求める人は宇宙旅行に行く、というのがスタンダードになっているかもしれません((+_+))