ヤギのヒメちゃんとマサオ君を飼っている信大生、すごい行動力なんです。

こんにちは、あすかです。毎日雨が続いていますね。

さて、今日はうちにいるヤギ達を飼っている椚谷君のお話です。

彼は信州大学医学部の4年生で、二年前に、友達のりく君と一緒にうちにヤギを連れてきました。

彼を見ていると、ホント、動いてなんぼだなぁと心から関心します。

なので、今日は彼の行動と、彼をみていて思ったことを書きたいと思います。

写真右が椚谷君です

 

まず、彼(彼ら)は二年前、大学生のうちにしかできないことをしたいと思い、ヤギを飼うことにしました。

文字通り、まだ飼う場所もないのに、ヤギを飼うと決めました。(買う手配もしてました。)

そして、飼う場所を探していて、いろんな人に声をかけているうちに私の家にたどりつき、

数日後には、小さなメスのヤギを連れてきました。

近所のアイドルとなった“ヒメちゃん”です。

彼らは、毎日、周りの人とも協力しながらヤギのお世話に来ています。

 

そして、飼うだけで終わるのではなく、ヒメちゃんを通して地域で活動したいとの思いから、1年前に

“松本草かり隊”を結成しました。

これは、依頼された庭に、ヤギと信大生が草取り(草食べ)に出張してくれるものです。

口コミなどで依頼があり、草取りに出張するようになったのですが、ここで問題が発生しました。

ヤギの移動問題です。

ヒメちゃんは舗装された道路を歩くと滑ってしまって、ちょっと遠い場所だと移動が大変だったのです。

そこで彼は、ヤギを乗せて移動するためのトラックを買うために、クラウドファンディングに挑戦すると言い出し、本当にやり始めました。

 

クラウドファンディングをやると聞いた時、私は大丈夫かな・・・と思いました。

協力してくれそうな友達はみんな大学生で、そんなに寄付に興味はなさそうだし、

返礼品にある草取りに行きます!というのがうれしいのは農家や土地持ちの高齢者で、そもそもクラウドファンディングってなに?

という感じでサイトすらみてくれなさそう。

内容も、草取りに連れていくためのトラックを買いたいって、超個人的な問題だし。。。

しかしそんな心配をよそに、彼らはクラウドファンディングのPRのために、新聞社やラジオ局に電話して取材に来てもらう手配までしました。

 

そして、結果は(ちょっと予想してましたが)、目標金額には届きませんでした。

 

しかし!!!!!

 

ここでびっくりなことが起こります。

驚くべきことに、彼らにトラックを(無償で)提供したいという人が、なんと3人も現れたのです!!!!

えーーーーーー!!

 

それは、たくさんの取材の中のひとつ、信濃毎日新聞をみて、今は使っていないトラックがあるからヤギの草取りに使ってほしいとの電話が、新聞に出た日と翌日に3本あったというのです。

彼はその中から、一番条件のよさそうな方からトラックを譲り受ける約束をしました。

(しかし後日、トラックの維持費や駐車場の問題で、結局この話はお断りすることになった。ヤギはリヤカーで運んでいる。)

クラウドファンディング自体は失敗でも、当初の目的だったトラックは手に入りそうになり、さらに活動自体を多くの人に知ってもらうことができた。

 

もう本当に、関心しました。

コツコツお金を貯めることもできますが、彼らの本業は学生であり、学生でいられる時間も限られている。

彼をみてると、とりあえず動いてみて、そうすると周りがついてくるんだな、と思います。

動いてるうちに、なんかやりたいと思ってたこと全部できちゃうんじゃないかなって思えます。

 

写真の奥に映ってる子ヤギはヒメちゃんの子供でマサオ君です。今年の冬に生まれました。

彼らの目的のひとつ、ヤギの乳をとるために、ヒメちゃんに種付けし出産させました。

私は初めて動物の出産をまじかで見ました。
(残念ながら、ヒメちゃんは乳をしぼるととても嫌がるため、ヤギのチーズはまだ実現していない)

最近は、ヒメちゃんは昼間、老人ホームに笑顔を届けるために出張してます。

先日は、ヒメとマサオシリーズのLINEスタンプをリリース!(さっそく私も買いました!)

全部彼らが、発案して実行してることです。

おかげで、わたしたちも、近所の人も、うちに来るお客さんも、たくさんの人が楽しい気持ちになっています。

 

どうもありがとう。

応援しています。

 

ではでは~。

 

 

 

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