ずいぶん久しぶりの投稿になってしまいました。

こんにちは、あすかです。

4月にゲストハウス蔵をオープンさせて、お客さんがくるようになって、朝ごはんのためにおいしい日本の果物を探していたときのことです。

今まであんまり柑橘系の果物を自分で買ったことがなかったのだけれど、いざ買おうと思ったらたくさんの種類があるのですね。

甘夏、ぽんかん、はっさく、○○みかん etc・・・どれがおいしいの!?といった感じ。

そこでなにげなく買ったのが、甘夏でした。(←安かった)

でも、産地は覚えていないのだけど、これがすんごく酸っぱかった。

甘夏って、甘いから甘夏って名前なんじゃないの!?と思いました。

そしてもう買わないと決め、次に買ったのが広島県産の“しらぬひ”。

そしたらこっちは甘いし薄皮ごと食べれて子供も食べやすいしおいしい!!

次からもしらぬひを買うようにしてました。

 

ある日、和歌山から来た方に、和歌山の農家さんからいただいたのですって甘夏をいただきました。

そしたら、こちらはものすごくおいしい。

え!?前買ったのと同じ品種!?という感じでびっくり。

 

ここで私は思いました。

生産者でもない限り産地なんて見ないで買って、それが全てだと決めつけてしまうんだと。

気候が違えば味が大きく変わるのは農産物ではよくあることですが、そんなとこまで頭が回らない。

だから、みんなに納得しておいしいものを食べてもらうためには、商品名を商標登録して、産地も特定して一定基準以上のものしかその商品名で売れないようにしないとダメなのではないのだろうかと。(農産物のブランディング)

今大人気の皮ごと食べれる高級ぶどう“シャインマスカット”も、最近では見た目もいまいちでお手頃価格のものをみかけるようになったし、ニュースで中国に苗が流出したってのもみたからそのうち品質に大きな差がでるかもしれません。

産地や作り方で大きく味が変わるのはシャインマスカットも一緒なので、今高級路線で味と品質を保っているJAや生産者は、自分たち以外のシャインマスカットによってシャインマスカットの評判を落とされる可能性は十分にあるわけです。

りんごも同様で、長野県で作られた人気品種“シナノスイート”は本当においしいと思いますが、今では他県でも大量に作られており、味も品質もいろいろです。

もし初めて買ったシナノスイートがあまりおいしくなかったら、その人はもうシナノスイートを買わないかもしれません。

ブランドイメージを保って価格を保つためには、商標登録してたくさん作って思いっきり販売してイメージ戦略しないといけないのかなと思いました。

現実はいろいろ決まりがあって難しいのだろうけど、魚沼産コシヒカリみたいにうまくいってる例もあるからやり方次第なんだと思います。

農家も自分のとこの農産物が本当においしいと思っても、JAに出荷すれば混ぜこぜにされて安く買われちゃうから、頑張れる人は自分で売るようになったんだよね。

でも本当は、JAが高く買ってくれれば一番いいわけで、三ケ日みかん農家なんかはJAと一緒にかなり儲かってるって聞いたことがあります。

ちょっと高くてもおいしいものが食べたいって消費者もたくさんいると思うので、農産物のブランディングは消費者にとってもありがたいことです。

このへんはおいしいりんごがとれるんだから、なんかいい名前つけてみんなでどーんと作ってどーんと販売して少し高く売れないかな?

そしたら農家もJAも消費者もみんなハッピーじゃない?

これ以上高くなるとりんごは売れないかな?(うっ・・・ありえる。。)

 

後日調べたら、しらぬひは広島県以外でも広く作られているみたいです。

なぜか私のいくスーパーには広島県産のものしかなかったですが、同じパッケージ?というか用紙?が入ってて毎回おいしいだろうと安心して買えたので逆によかったです。

さらにさらに、“でこぽん”というのはしらぬひなんですが、糖度13度以上などの基準をクリアしないとその名称で売れないことになっているそうで、価格も高いみたいです。←これが農産物のブランディングに成功した例?
(少し前までは熊本県産のもののみだったみたいです)

 

ではでは~

 

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